Mac OS XにFlex 3 SDKを入れてみる

Flex 3のSDKが登場しているのでFlex 2 SDKからアップデートしてみます。アップデートと言っても一から導入するので、初インストールの方にも使える手順なはずです。以下の手順で10〜30分でできると思うのですが、順に追ってキャプチャ付きで説明していきます。

  1. Flex SDKのダウンロード
  2. SDKパッケージを新しいフォルダに移動する
  3. ターミナルの設定
  4. パブリッシュで完成

環境:Mac OS X 10.5 Leopard

SDKのダウンロード

Download Creative Cloud appsからFlex 3 SDK (無償)をダウンロードします。

インストール

Flex SDKのインストールは、手動でファイルをコピーします。
まずは任意の場所にファイルをダウンロードしてきたファイルをコピーしましょう。

私はMacintosh HD直下に以下のフォルダを作成しました。

/Developer/SDKs/flex_3/

ここにダウンロードした「flex_sdk_3」の中身を全部コピーします。


コマンドラインの設定

ここからヤヤコしいところですが、ほんの5分ほどでできるのでお付き合い下さい。miというソフトがあるとここからは楽になります。

アプリケーション/ユーティリティ/に入っている「ターミナル」というソフトを起動します。

SDKを使うには、コマンドラインを設定する必要あるのですが、そのために「bash」のパスを設定する必要があります。

homeフォルダにある「~/.bash_profile」という設定ファイルがあります。ファイルは不可視ですので、通常は見えません。そこでmiというソフトの「不可視ファイルを開く」を使ってhomeフォルダに下にある.bash_profileを開きます。

その「~/.bash_profile」という設定ファイルには次のように書きます。

PATH=$PATH:/Developer/SDKs/flex_3/bin

これで「mxmlc」というコマンドライン(ターミナル)のパブリッシュコマンドが可能になります。

パブリッシュ(コンパイル)

テキストエディターでUTF-8にしておき、main.mxmlファイルを作ります。FlexではActionScriptファイルかMXMLファイルをパブリッシュできるのですが、今回はMXMLでやってみたいと思います。お決まりのHello Worldを作ってみます。



	
		import mx.controls.*
		private function onClick():void
		{
			Alert.show( "Hello Flex World!" )
		}
	
	
	
	

※CDATAセクションとXML宣言は、はてな日記の仕様で省略されてしまいます。厳密なMXMLではありませんが、問題なくパブリッシュされます。

main.mxmlはデスクトップに保存します。

ターミナルのターゲットをデスクトップに移動させるため、次の一行を入力しreturnキー押します。

cd ~/Desktop/

そしてお待ちかね、パブリッシュをします。

mxmlc main.mxml

これでmain.swfが生成されました!!

swfファイルはダブルクリックしても予想外なソフトで開いてしまう可能性があるので、スタンドアロンのFlash Playerを導入しておくことをお進めします。

そして、swfファイルをスタンドアロンのPlayerにドラッグ&ドロップしてみます。

完成しました!

まとめ

10〜30分ほどでSDKがインストールができると思います。Flex Builder 3が3万円とAdobeの中では比較的手が出しやすい価格になったのでSDKに頼るメリットも少なくなりそうですが、私はまだまだ現役でSDKで遊んでいこうと思います。

不明な点、間違っている点などあれば、どしどしコメント頂ければ幸いです!